生理前のイライラに効く薬

生理前のイライラに効く薬はある?

  • 生理前はイライラで失敗
  • 毎月イライラや憂鬱がひどくて仕事がだめになる
  • イライラして家族に八つ当たり・・もう自分がイヤ
  • 生理前はイライラして子供を強く叱ってしまう

 

  • 生理前はだるく体調が悪い
  • とにかく眠い、食欲が抑えられない
  • 胸が張って痛い、腹痛がする

 

 

生理前のイライラに効く薬

 

生理前のイライラの治療薬

 

生理前のイライラや、眠いだるい、痛いといった症状のこともPMS(生理前症候群)といいます。

 

生理前症候群は、体に強く症状がでたり、イライラなど精神症状が強いなど個人差が激しいため、症状に応じた改善策が選択されます。

 

イライラや憂鬱が強い場合は、次のような選択肢があります。

 

PMSのイライラや憂鬱を治す薬は?

 

  1. 精神安定剤
  2. 抗うつ剤
  3. ピルでホルモン治療
  4. 漢方薬

 

精神安定剤(対症療法)

 

安定剤は、生理前にイライラ症状が出たときに頓服的に飲みます
安定剤は効く時間が長い短いや強さ、相性などで決めます。

 

症状がでたときだけ飲むため飲む期間は少なく、生理がきてPMSが治まれば飲む必要がなくなります。
抗うつ剤にあるような飲み始めの吐き気、下痢、セロトニン症候群といった強い副作用はありません。

 

副作用
ただ安定剤の作用には鎮静作用があるので、眠気や集中力の低下などが起きます。
仕事に支障がでる場合もあります。(特に飲み始めは眠ってしまうような強い眠気を感じる場合があります)

 

抗うつ剤より手軽に飲めます。

 

 

抗うつ剤(対症療法)

 

生理前症候群のイライラ・憂鬱が強い場合は、SSRIという種類の抗うつ剤を使うことがあります。

 

SSRIは脳内のセロトニンを増やす作用があります。
生理前のイライラ期には、セロトニンが減っているとされています。
SSRIはPMSの時のセロトニンの減りを抑えてくれます。

 

どんな人に使うか

  • もともとうつ病があって生理前に悪化する場合
  • イライラ・憂鬱などの精神症状が重い場合
  • PMDDと呼ばれる重いPMSで、イライラがひどくて家族を傷つけてしまう

などに使われます。

 

 

抗うつ剤の特徴

 

抗うつ剤は3週間以上飲まないと体内で薬が安定してこない性質があります。

 

そのため基本的には、生理前のイライラ期だけに飲むといった頓服的な飲み方はせず、ひと月を通して飲み続けることになります。
やめるときも同じで、徐々に減らしていかないと退薬症状がでます。

 

副作用
最初の3週間程度は、吐き気、めまい、セロトニン症候群(震えなど)、眠気といった副作用がでます。

 

抗うつ剤にホルモンを整える働きはないため体の症状には効きません
副作用は、最初は安定剤より圧倒的に強くつらいですが、最初の3週間を乗り切れば楽になります。

 

 

低用量ピル(ホルモン治療)

 

ピル(OC)というと避妊薬のイメージがありますが、実は生理を楽にするという作用もあります。

 

生理前の症状は、女性ホルモンの量が多すぎたり、変動の幅が大きすぎることが原因とされています。

 

ピルは人工的にホルモン量を調節し、変動を抑えてくれるので、生理が軽くなり、イライラが治まります。

 

抗うつ剤や安定剤と違って、ホルモンに直接作用します。
そのためイライラや憂鬱などの精神症状だけでなく、胸の張りや腹痛、頭痛という体の症状にも効きます。

 

現在では、PMSの治療はヤーズやルナベルULD、ルナベルLDといった超低用量ピル、低用量ピルが使われています。

 

「超低用量」という名前の通り、以前のピルよりホルモン量が少なくなって大分副作用が減っています。

 

ピルの副作用
以前のピルは中用量ピル・高用量ピルがありましたが、吐き気、太る、うつ状態になるなどの強い副作用がありました。

 

超低用量ピルでは、不正出血、希発月経(生理がこない)の副作用が多く、飲み始めには、吐き気・頭痛・胸の張りといった妊娠初期症状と似た副作用が高確率で出ます。これは3ヶ月以内で大抵治まります。

 

また飲み続ける場合は血栓のリスクが高まります。

 

ただ女性にとって最もつらい副作用は、体重が増えるということではないでしょうか。
低用量ピルは太らないと書かれていることも多いですが、数キロ体重が増えるのが現実です。
ピルは人工的な妊娠状態ですので、むくみやすさや食欲が増えてしまったりします。

 

 

飲み方

28日で1周期(シート)21日間飲むタイプと28日飲むタイプがあります。
内容は同じですが、28日タイプは途中生理を来させるためホルモンの入っていない偽薬を飲みます。

 

今のPMS治療で使われているピルは、ホルモン量を最低限まで抑えています。
そのため服薬管理が結構厳しく、毎日同じ時刻に飲む必要があります。
また2日飲み忘れてしまうと出血が起こり、新しいシートに切り替えないといけません。

 

ピルは、PMSという病気の治療であっても避妊薬なので保険がきかず、全額自己負担になります。

 

ピルが使えない方

たばこをたくさん吸う方(重度の血栓症のリスクが高まります)
ピルが飲めない条件はこちらに書いています。⇒こんな場合はピルが飲めない

 

 

漢方薬

 

漢方療法は自然な治癒力を活性化させ、体調を改善していくものです。
同じ症状でも体質(証)によって最適な漢方薬が違います。

 

生理前のイライラなどPMSによく処方されるのは
当帰芍薬散、加味逍遥散、半夏厚朴湯、五苓散などがありますが、

 

イライラ怒りっぽい・気分が不安定の場合

抑肝散・抑肝散加陳皮半夏

 

強いイライラ

竜胆瀉肝湯

 

憂鬱・気力が出ない・だるい

補中益気湯

 

がよく使われます。

 

漢方薬はドラッグストアでも買うことができます。
ただ体質に合った漢方薬を選ばないと効果が期待できませんので、自分の「証」がわからない場合は漢方医や薬局に相談することをすすめます。

 

 

 

ピル・漢方・抗うつ剤・安定剤のまとめ

 

メリットとデメリット
どのくらいで効果がでるか
副作用
どんな人におすすめできるか
をまとめました

 

 

安定剤

メリット 即効性がある・頓服できる(PMSの時期以外は飲まなくていい)
デメリット 眠気やだるさで仕事にならないことも
効く速さ 服用後30分〜すぐに効き始める
副作用 眠気・だるさ

 

こんな方に 症状が比較的軽く、数日を乗り切りたい

 

抗うつ剤

メリット 長期的には眠気が少なく安定的に効く
デメリット PMSの時期以外も飲み続ける必要がある、最初は副作用がつらい、飲み始めはイライラや気分不安定がひどくなるので安定剤を併用する必要がある場合も
効く速さ 3週間程度で安定
副作用 始めは吐き気・眠気・イライラ・振戦など

 

こんな方に 精神症状がひどい・もともとうつ病があって生理前に悪化する

 

ピル

メリット 体の症状もよくなる、生理が軽くなる
デメリット はじめの3ヶ月がきつい、血栓症のリスク、服薬管理が難しい
効く速さ 1周期から効く方や3周期目から効く方など個人差が大きい
副作用 最初はつわり症状(吐き気・胸の張り・頭痛など)がある、長期的には太る・血栓のリスク

 

こんな方に 重症なケース。体の症状もひどい場合など

 

漢方薬

メリット 副作用があまり心配要らない
デメリット 飲む量と回数がとても多い 効果がマイルド
効く速さ 症状により数日〜1ヶ月程度
副作用 併用しすぎるとカンゾウの取り過ぎ(高血圧など)になることがある

 

こんな方に 症状軽め、じっくり体質改善していきたい

 

 

 

 

薬が使えない時はPMSサプリという選択も

抗うつ剤やピル、精神安定剤が使えないという場合

 

PMS症状によいとされるサプリメントがあります。
PMSサプリはいくつかありますが、一番効果的なのはチェストベリー(ハーブサプリ)です。

 

プレフェミンというPMS治療薬をご存じでしょうか。チェストベリーが入った薬です。
プレフェミンが発売されたこともあって、最近日本でもようやく普及してきました。

 

プレフェミンでは3ヶ月の服用でイライラが91%が改善したという結果も出ています。
海外ではホルモン治療、抗うつ剤(SSRI)の前にチェストベリーを服用することが推奨されています。

 

チェストベリーは、PMSの原因の黄体ホルモンとエストロゲンの乱れを整える作用があるとされています。

 

チェストベリーは黄体ホルモンの分泌不良に効果的とされています。
というのはこのハーブには、女性ホルモンと似た構造の成分が入っているからです。

 

ホルモン分泌に直接作用するという点で、ピルの作用と似ていますね。

 

 

チェストベリーの特徴

 

効果が早い

チェストベリーの効果は個人差があり、効果が出るか出ないかがはっきり分かれます。

 

チェストベリーは早ければ2週間程度で効果が現れてきます。
PMSが始まる10日くらい前からスタートすれば、その月から効果を実感できるかもしれません。
体に合う場合は、1ヶ月、遅くても3ヶ月以内に効果がはっきり感じられます。

 

副作用がほとんどない

稀に胃腸障害やめまいがでることがありますが、
抗うつ剤(SSRI)やピルなどのような多くの方に起こるつらい副作用の心配がありません。

 

イライラ以外のPMS症状にも効く

体に合えば、ホルモンバランスが整うので、イライラ以外の生理前の症状に効きます。
たとえば、生理前の胸の張りや乳房痛、倦怠感や頭痛、食欲、眠気などです。

 

また、ホルモンバランスの乱れをサポートするので、生理が軽くなって経血量が減り、生理痛が軽くなることもあります。

 

3ヶ月以上かかるといわれていますが、生理不順にも効果的といわれています。

 

 

ドイツでは医薬品ですが、日本ではチェストベリーはサプリメントとして販売されています。
ネット通販でチェストベリーサプリを買うことも可能です。

 

 

その他の生理トラブルサプリ

 

大豆イソフラボン

 

更年期障害などエストロゲンが足りなくなっている時に効果的。
エストロゲン過剰はPMSの原因にもなるので、PMSの場合はむしろ大量の摂取は避けるべきです。

 

ピクノジェノール

 

2週間以上飲むことで、生理痛(月経困難証)に効果的とされています。

 

セントジョーンズワート

 

女性ホルモンの乱れには働きかけませんが、一般的に憂鬱やイライラに効果的とされています。

 

 

 

おすすめチェストベリーサプリ

 

チェストベリーは1日30〜40mg飲むのが最適です。
そこでチェストベリーエキスが40mg入っているサプリを紹介します。

 

「女性のミカタ すこやか編」

 

チェストベリーエキス40mg配合
1日1回2粒
PMSの時減ってしまうビタミンBや、イライラ改善に効果的なマグネシウム、むくみによい成分も配合されています。

 

 

こんな方におすすめ

  • 本当にイライラに効果的なサプリを取りたい
  • 薬以外で改善したい
  • ピルが飲めない・合わなかった
  • 精神安定剤を飲むと眠くなってしまう

 

チェストベリーは残念ながら全ての方に効果があるわけではありません。
ただとても良いのが、もし効果がなくても副作用はない点です。
ピルや抗うつ剤は薬が合わなくて症状が良くならなくても、副作用はかなりの割合ででてしまうのです。

 

 

体に合えば、生理前のつらい時期がかなり楽にすごせるようになります。

  • イライラや、やり場のない怒りが抑えられる、
  • 憂鬱で不安で落ち込む1週間が普通の日々になる
  • 生理前のひどい眠気や体調不良が緩和される
  • 生理痛の鎮痛剤が減らせる

 

長くても3ヶ月飲んで効果が感じられなければ副作用もなく、飲むのをやめるだけでよいのです。